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製品情報
複屈折結晶及び二軸結晶CREの特徴(1)
円錐屈折というのは、二軸複屈折結晶によって見られる光学現象です。 ここでは、複屈折結晶及びCREが持つ性質について説明します。

複屈折結晶…  入射したビームを常光線と異常光線と呼ばれる偏光方向の異なる2本のビームにスプリットする。これは、それぞれの偏光方向に対して、異なる屈折率を持ち、結晶中を透過する光の伝搬速度が偏光方向によって異なるために起こる。しかし、光学軸に沿ってビームを入射した場合には、異常光線は常光線に一致し、反対に光学軸に対して垂直に入射した場合には、異常光線の屈折率が最大になる。

一軸結晶 …  入射したビームを常光線と異常光線の2本のビームにスプリットする。  
スプリットしたビームの群速度(GVD)は屈折率no, neに表される。
光学軸に沿って入射した時は異常光線は常光線に一致し、ガラスと同様にc/noで表わされる速度で伝搬する。            
例:石英、カルサイト  

二軸結晶 …  入射したビームを2本の異常光線にスプリットする。
スプリットしたビームの群速度は3つの屈折率n1, n2, n3によって表わされる。
二本の光学軸のいずれかに沿って入射した時は異常光線は発生せず、常光線がガラスと同様にc/noで表わされる速度で伝搬する。ちなみに、CREは入射面に対して垂直に入射したビームが光学軸方向に伝搬するようにカットされている。
例:KGW、KTP、LBO  

各材質の透過波長 …  KGW:350nm 〜 5500nm
KTP:350nm 〜 4500nm
LBO:160nm 〜 2600nm  

(※通常のCREの材質はKGWですが、ご用途に合わせて、KTP、LBO(UV用)でのご提供が可能です。詳細は、ご相談下さい。)
屈折率の熱依存性 …  複屈折結晶の屈折率は温度に対する依存性(熱膨張によって屈折率が変化する)がある。KGWで作られたCREの場合は依存性は低い。

熱光学係数(KGWで作られたCRE)
イメージ

円錐屈折エレメント (CRE) 複屈折結晶及び 二軸結晶CREの特徴(2) 複屈折結晶及び 二軸結晶CREの特徴(3)